スリランカの魅力

見どころ編

キャンディ

コロンボから100キロ弱、スリランカ中部にあるセントラル州の州都。キャンディ湖のほとりにダラダ・マリガワ寺があり、ここは釈尊の歯を納めた仏歯寺として有名です。スリランカのお祭りの中でも一番色鮮やかなお祭り、ペラハラ祭が15世紀より開かれていて、毎年8月に象のパレードやシンハラ音楽、キャンディダンスを楽しむことができます。

シーギリヤ

父王殺害をしたカッサパ王(477-95年)が報復を恐れ、シーギリヤロック(ジャングルを制する獅子の山の意)と呼ばれる高さおよそ370mの岩山に建造した宮殿の遺跡があります。頂上までは階段を1000段ほど上っていき、岩山の中腹ではフラスコ壁画が描かれているのを見ることができます。古代からここは仏教僧の修行の場でもありました。

ピンナワラ象の孤児院

ピンナワラ象の孤児院は、1975年にスリランカ政府の野生生物保護局によってランブッカナのマハオヤ川沿いの25エーカーのココナツ林に設立されました。ここでは随時、ジャングルで発見された親をなくしたり怪我をしていたりした小象の保護とケアを行っています。50頭以上もの象が一度に見学できるため、人気のスポットになっています。

ゴール

スリランカの南西に位置する美しい自然の港、それがゴールです。紀元前の時代からすでに港として利用され、12世紀以降その重要性が認められ、14世紀までにはスリランカでもっとも重要な港として認識されるようになり、大航海時代にはヨーロッパとアジアを結ぶ拠点として栄え、1873年に人口の港がコロンボに建造されるまでその地位を誇っていました。

ポロンナルワ

ポロンナルワは、スリランカ中部の古都で、12世紀ごろランカ島を掌握しつつあったタミル系のチョーラ王朝から逃れるため、アヌラーダプラから遷都されたシンハラ王朝の首都(1017年から1255年まで)でした。チョーラによって建造されたモニュメントに加え、パラークラマ・バーフ1世がつくりあげたガーデンシティが現在も遺跡として当時の面影をしのばせています。

伝統編

宝石

はるか昔の時代からスリランカはとても貴重な宝石の産地として名を馳せ、人々の心を魅了してきました。ざっと挙げるだけでもブルーサファイアやキャッツアイ、アレキサンドライト、ルビー、ガーネット、ムーンストーンなど、たくさんの種類のカラフルな宝石がスリランカの地中や川床、湿地帯、山のふもとから産出していて、まるでどこを掘っても宝石が出てくるかのような錯覚を覚えるくらいです。

バティック(蝋けつ染め)

バティックと聞くとインドネシアのものと思い浮かべる人も多いと思いますが、スリランカにおいても伝統的な工芸として創造性溢れるファブリック作品がたくさん生み出されています。スリランカならではの伝統的なお祭りを表現したものや、豊かな自然を表したものなど、絵柄は様々。お気に入りの物に出会えたらお土産にいかがでしょう。軽くて持ち運びしやすいですよ。

木工芸

バティックと並んで有名な工芸が木彫です。工房では製作過程の見学もできます。スツールやテーブルといった家具や、仮面、象や釣り人をかたどった置き物が古くから伝わる精巧な技法でもって製作されています。どの作品も細部にわたって綿密に彫られた模様が圧巻です。お店で値札がない作品を買うときは、お店の人と値段の交渉を楽しんでみるのもよいでしょう。

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